工学部化学工学科概要

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化学工学科の概要

化学工業の基本は,天然資源を化学的に有用な物質に変換する技術システム,そしてそれらを工業生産していく技術システムにある。
本学の化学工学では,伝統的に,こうした化学技術システムを広く体系的に教授することを目指しているが,この目標をより効果的に達成するために,“新プロセスの開発と生産の高効率化に重点をおく”化学工学コースと“実用化を目指した分子設計と反応設計に重点をおく”応用化学コースに分けて教育を行っている。いずれのコースとも,化学技術を必要とするあらゆる分野で活躍できる工学的素養をもった技術者,研究者,教育者の養成を志向している。

化学工学コース 目的

化学工学コースでは,新プロセスの開発・工業化や既存プロセスの改良・発展に必要な基礎的知識を修得させるとともに,新しい知識を実際の工業生産に活用しようとする精神を身につけた研究者・技術者を育成することを目標としている。化学工学コース出身者が具体的に担当する分野としては,例えば化学やバイオプロセスの工業化,化学装置・設備の設計・管理などがあり,化学工学者には総合工学者としての素養が要求される。これらの素養とは,具体的には,原料から製品へのプロセス全体,および使用済みの製品の処理・再資源化までを考慮し,製品の物質ライフ全体を見渡した質の高い効率生産を行わせるための対象変化対応能力である。
従って,化学工学コースにおける大きな目的は,これらのポテンシャリティ・資質をもち21世紀の産業を担うことのできる人材を養うための教育を行っていくことである。

卒業生の進路

化学工業のみならず,鉄鋼,石油精製,電力・ガス,食品,医薬等バイオ関連工業などほとんどのプロセス工業に分布しており,さらに電機,電子,器械工業,官公庁,研究・教育機関,第三次産業にいたるまで幅広くいきわたっている。なお,現在学部卒業生の80%が修士課程に進学している。

就職企業・機関

アース環境サービス(株)、旭化成(株)、旭硝子(株)、味の素(株)、石川島播磨重工業(株)、出光興産(株)、(株)INAX、宇部興産(株)、エクソンモービル(有)、(株)荏原製作所、大阪ガス(株)、小野薬品工業(株)、花王(株)、鐘淵化学工業(株)、カネボウ(株)、キャノン(株)、九州電力株(株)、キリンビール(株)、(株)クラレ、クロリンエンンジニアズ(株)、コスモ石油(株)、コニカ(株)(コニカミノルタホールディングス(株))、三共(株)、独立行政法人産業技術総合研究所、JFEスチール(株)、(株)ジェイティービー、(株)ジャパンエナジー、昭和シェル石油(株)、昭和電工(株)、信越化学工業(株)、新日鉄ソリューションズ、新日本石油(株)、三井住友海上火災保険(株)、住友化学工業(株)、住友金属工業(株)、住友商事(株)、積水化学工業(株)、全日本空輸(株)、東燃ゼネラル石油(株)、ソニー(株)、第一生命保険相互会社、ダイキン工業(株)、大日本インキ化学工業(株)、大日本印刷(株)、武田薬品工業(株)、中部電力(株)、千代田化工建設(株)、月島機械(株)、ティアイエス(株)、帝人(株)、財団法人 鉄道総合技術研究所、(株)電通、(株)電通国際情報サービス、東京ガス(株)、東京工業大学、東京電力(株)、(株)東京三菱銀行、(株)東芝、東洋エンジニアリング(株)、東レ(株)、(株)トクヤマ、凸版印刷(株)、富山県(県庁)、トヨタ自動車(株)、(株)豊田自動機械製作所、長瀬産業(株)、(株)ニコン、ニチメン(株)、日揮(株)、日鉱金属(株)、日産自動車(株)、日商岩井(株)、日清エンジニアリング(株)、日清製粉(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、日本板硝子(株)、日本ガイシ(株)、日本軽金属(株)、財団法人日本交通公社、日本精工(株)、日本製紙(株)、日本生命保険相互会社、日本たばこ産業(株)、日本電信電話(株)、日本リファイン(株)、(株)野村総合研究所、林テレンプ(株)、万有製薬(株)、ピー・アンド・ジー(株)、日立化成工業(株)、富士写真フィルム(株)、フューチャーシステムコンサルティング(株)、(株)ブリジストン、プロクター・アンド・ギャンブル・ファー・イースト・インク、防衛庁航空自衛隊、(株)みずほコーポレート銀行、三井化学(株)、(株)三井住友銀行、三井生命保険相互会社、三井物産(株)、三菱ガス化学(株)、三菱化学(株)、三菱自動車工業(株)、三菱重工業(株)、三菱商事(株)、三菱信託銀行(株)、三菱製紙(株)、三菱レイヨン(株)、森永乳業(株)、ヤマハ(株)、ヤマハ発動機(株)、(株)ユーエフジェイ銀行、ユニチカ(株)、ライオン(株)、(株)リクルート、(株)リコー(五十音順)他多数。