益子正文氏名教授 連絡先目黒区大岡山2-12-1 大岡山南1号館 4階 424号 専門分野トライボロジー,界面工学,石油製品の物理化学,レオロジー 研究紹介当研究室では,トライボロジーと呼ばれる領域の研究を扱っています.その中でも潤滑剤の各種性能に関する研究を行っています. 自動車,人工衛星,等をはじめとする各種機械を円滑に作動させるためには「潤滑」が不可欠です.「潤滑」とは,すべり合う2面間に作用して,少ないエネルギーで機械をスムーズに動かすことです.ようするに,摩擦抵抗を下げエネルギー損失を減らすことです.ただし,場合によっては摩擦抵抗を大きくすることでエネルギー損失を減らす場合があります.詳しくはここでは触れませんが,デリケートな技術です. また,すべり合う表面が傷ついたり,短期間ですり減って無くなってしまっては(摩耗と言います)困ります.これを防ぐ技術も「潤滑」です. トライボロジーはTribologyと書きます.原語はギリシャ語のTRIBOSであり,「摩擦」,「すべる」,「擦る」を意味します.日本ではトライボロジーとカタカナ語を使用しますが,あえて和訳すれば「摩擦学」とでもなるのでしょうか.ちなみに中国ではこのように表現するようです.「潤滑」の研究はトライボロジーの中でも重要な位置を占めています. 潤滑に用いられる材料を「潤滑油」あるいは「潤滑剤」と言います.潤滑油は石油精製によって作られますが,石油化学合成によって,あるいは天然油脂を用いても製造されます. 最近行っている研究題目を以下に記します.
経歴1968年 3月 東京都立大学附属高等学校卒業 職歴1977年 4月〜1986年12月 東京工業大学 助手(工学部化学工学科) 所属学会日本トライボロジー学会,化学工学会,石油学会,日本機械学会,自動車技術会,Society of Tribologists and Lubrication Engineers (USA)
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