鈴木正昭
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専門分野
プラズマ工学、原子力化学工学、熱・物質移動の数値解析
研究紹介
本研究室の課題は、基盤技術としての「プラズマ」の様々な可能性を追求していくことです。工業は固相・液相・気相を上手に使って発展をしてきました。さらにエネルギーが高い第４の相「プラズマ相」の中では、通常の相では現れなかった様々な性質が存在し、多くの新しい効果を期待できます。また、そこでは解明できない物理現象も数多く存在し、基礎的な面からも興味深いものがあります。核分裂、核融合を問わず燃料や物質の処理の分野では、新しい有効な方法の出現が強く期待されています。化学工学、原子力工学の分野を中心に「プラズマの応用の可能性」を幅広く追求していきたいと思っています。
☆主要な研究テーマの具体例を以下に列挙します。
- 放電プラズマを利用した同位体分離の研究
- マイクロ波プラズマによる廃棄物処理プロセスの研究
- 熱・物質移動、反応を含む複雑な流れの数値解析に関する研究
- マイクロチャンネル内の移動現象に関する研究
- マイクロプラズマの生成と応用に関する研究
- 安心をもたらす物質ライフシステムに関する研究
経歴
1972年 東京工業大学理工学部化学工学科卒業
1978年 東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻博士課程修了、工学博士
1978年 東京工業大学原子炉工学研究所助手
1990年 東京工業大学原子炉工学研究所助教授
1998年 東京工業大学工学部化学工学科助教授
1999年 東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻教授、現在に至る。
この間、1980年〜1982年米国ミネソタ大学客員研究員
発表論文
Yamamoto and M.Suzuki : Simulation of the Evaporation Phenomenon of Metals by the Lattice Boltsmann Method, J. Chem. Eng. Japan, 35[10], 944-951 (2002)
大杉武史、クスモ・ストウォ、鈴木正昭、小林洋昭：溶融ガラスにおける酸素プラズマの影響、高温学会誌、28 [3], 122-126(2002)
M. Suzuki, A. Ezoubtchenko, H. Akatsuka, H. Matsuura and R. Takagi : Isotope Separation Required in SCNES and Future Subjects, Progress in Nuclear Energy, 40[3/4], 561-568 (2002)
S. Mori, H. Akatsuka and M. Suzuki, Carbon and Oxygen Isotope Separation by Plasma Chemical Reactions in Carbon Monoxide Glow Discharge, J. Nucl. Sci. Technol. , 38 [10], 850-858(2001)
H. Windardo, T. Matsumoto, H. Akatsuka and M. Suzuki : Decontamination Process Using CF4-O2 Microwave Discharge Plasma Atmospheric Pressure, J. Nucl. Sci. Technol. , 34 [9], (2000)
A. N. Ezoubtchenko, H. Akatsuka and M. Suzuki: Measurements of Plasma Parameters in the DC Discharge for Isotope Separation, Plasma Sources Sci. Technol., 7,136-140 (1998)
T.Goto and M.Suzuki, BIE Analysis of Transient Heat Transfer Driven by High Heat Flux, Fusion Engineering Design., 39/40, 317-322 (1998)
M. Ohta and M. Suzuki : Numerical Analysis of a Dispersed Drop Behavior in Pulsed Sieve-Plate Extraction Column, Intl. Comm. Heat Mass Transfer , 25[4], 521-530 (1998)
