☆第3回ソフトウエア・ツール学生コンテスト☆
(東北大学)


化学工学会第36回秋季大会におきまして、「第3回ソフトウェアー・ツール学生コンテスト」 を開催しました。第3回目ということで、恒例となった感があります。 今回は、昨年第2回と同じ7チームの参加を得て開催しました。

コンテストは、1チーム5分ほどのプレゼンテーションとポスター形式のデモンストレーションで構成し、 参加者、主催者及び来場者全員で採点する方式をとりました。 昨年よりプレゼンテーションの時間を短くとり、デモンストレーションに多くの時間をさきました。

プレゼンテーションにおいては、通常の学会発表のようなものもあれば、動画をふんだんに使ったもの、 複数人によるやりとりを行うものなど、ユニークであり熱意を感じました。

デモンストレーションに移り、各ブースでの質疑応答が始まるとさらに盛り上がりをみせ、 会場は熱気にあふれました。来場者も熱気に誘われるように会場を訪れ、 さらに熱気を増していきました。各出品者は出品作品を分かってもらおうと熱心に説明していました。 今回は例年以上に関係者以外の来場が多く、認知度が上がってきたことを感じました。

採点は、参加者、主催者及び来場者全員で行い、2組に優秀賞、1組に最優秀賞を与え表彰致しました。 各作品ともオリジナリティと熱意にあふれており、難しい採点となったようです。 募集時にはWeb部門と通常部門に分けて採点する予定でしたが、 各作品ともバラエティに富んだ作品であるにも関わらず、出品作品の関係上、 分けることができなかったことも採点を難しくした要因のひとつでした。また、 会場の都合によりネットワーク接続に制限があり、 インターネットに接続することを前提とする作品にとっては不利な環境にあったことは否めません。 セキュリティの問題もからむため、ネットワーク接続に関しては今後の課題と感じました。

次回は未定ですが、プレゼンテーションやディスカッションを通じて情報交換し、 さらなる発奮材料として頂くよう、より多くの学生諸氏に参加して頂くことを 心よりお待ちしております。

最後に、参加された学生諸氏の氏名と所属を紹介させて頂き結びと致します。

化学工学会・SIS部会・情報処理技術教育分科会
オーガナイザー:九州大学 武田和宏


参加者一覧


(優秀賞)
作 者:渡辺 紘道(東京工業大学)
テーマ:「証券売買のための売買意志決定支援システム」

作 者:大権 隆太(名古屋大学)
テーマ:「オメガランドを用いた溶融炭酸塩形燃料電池-マイクロガスタービン
ハイブリッドシステムの解析シミュレーション」

作 者:木村 浩幸、石本 和志(九州大学)
テーマ:「WEB投票システム」

(優秀賞)
作 者:黒崎 章(奈良先端科学技術大学院大学)
テーマ:「技術伝承支援システム」

作 者:KHEAWHOM SOORATHEP(東京大学)
テーマ:「不確実性を伴うプロセスデザインのための多目的最適化ツール」

作 者:鎌田 憲司(東京工業大学)
テーマ:「化学工学基礎教育のための単蒸留計算ツール」

(最優秀賞)
作 者:山内正之、小林 典恵(東京工業大学)
テーマ:「議事録作成支援システム」



会場風景

 

 

 

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Last update: November 1, 2003