★第5回ソフトウエア・ツール学生コンテスト★
(福岡大学)


主催:化学工学会 システム・情報・シミュレーション部会 情報処理技術分科会
協力:(株)オメガシミュレーション

「第5回ソフトウエア・ツール学生コンテスト」は、第4回に引き続き、プロセスシミュレーションを用いた「プロセス設計&シミュレーション」部門と、「一般ソフトウエア・ツール」部門の2部門で、募集を行いました。「プロセス設計&シミュレーション」部門の課題は、5成分(Propane、i-Butane、n-Butane、i-Pentane、n-Pentane)原料を各成分に単離するための、最適な蒸留プロセスの設計であり、4大学から6グループが、また「一般ソフトウェア・ツール」部門に1件と、両部門あわせて7件の応募がありました。情報技術教育分科会のメンバーも、プレゼンテーション当日を、楽しみにしていました。ところが、第38回秋季大会二日目に予定していた「ソフトウェア・ツール学生コンテスト」の発表会は、台風のため中止を余儀なくされ、コンテスト自体は、参加者に事前に提出してもらった設計資料や、ソフトウェアの概要に基づき、分科会メンバーの厳正なる審査により実施しました。
発表会を開催することが出来なかったのは、非常に残念でしたが、「プロセス設計&シミュレーション」部門応募者の設計及びシミュレーション結果は、熱統合を凝らした設計や、サイドカットカラムを用いた設計、蒸留シーケンスの最適化に熱回収の最適化を加えたものと、非常に工夫されたものばかりでした。また、「一般ソフトウェアー」部門への応募作品は、研究の中で作りこんできた完成度の高いものと推察されました。そこで、今回のコンテストの各賞には、どこが魅力的だったか分かるような、少し語呂合わせてきな副題をつけています。次回の第6回ソフトウェアー・ツール学生コンテストにも沢山のグループ・個人が参加して、アイディアを競い合う場になってもらえればと思います。

化学工学会・SIS部会・情報技術教育分科会

東京工業大学 化学工学専攻 渕野哲郎


<参加者>
「プロセス設計&シミュレーション」部門
【1】 <最優秀賞>『最適で賞』
京都大学 中尾公人、辻 悠佑
【2】 <優秀賞>『実用的で賞』
東京工業大学 伊藤功
【3】 <優秀賞>『来年はもっとすごいで賞』
静岡大学 杉山広樹、李 憲樹、山崎裕也
【4】 <特別賞>『塔が最も少ないで賞』
九州大学 岸川武史、竹之内雄太、森弘隼弐
【5】

九州大学 野口弘樹、吉居大希、藤本健太

【6】

九州大学 藤井渉、寺森正志、掛谷泰雄

「一般ソフトウエア・ツール」部門
【7】 <特別賞>『グットリサーチ賞』
Support tool of alarm system evaluation by using an operator model
奈良先端科学技術大学院大学 劉希未

Last update: April 10, 2007