サマースクールの報告
自然科学研究科 星


私にとっては今回のサマースクールが初めての海外体験だったので、サマースクールを通じて感じ取ったことはたくさんありました。今回の旅で特に印象に残ったことを簡単に書き出していきたいと思います。

<オットーフォンゲーリック大学>  
歴史のある建物を残しつつ、そのうえで近代的な設備を設けるというつくり方はさすがヨーロッパの大学だと感じさせられました。学生数の割にそれぞれの研究室の設備がしっかりしているうえに、企業との共同研究も盛んなようで、社会の中での大学の位置付けが日本とは違うのだなと思わずにはいられませんでした。

<学生>  
とにかく驚いたのが学生のレベルの高さです。プレゼンテーション能力が優れている学生が多く、こちらがひとつ質問すれば十答えてくれるほどで、私も含めて日本の学生に多い、「それについてはわかりません。」という答え方はひとつもありませんでした。  英語力も日本の学生より格段に優れており、自分の英語力のなさに歯がゆい思いをしたことが何度もありました。

<英語>  
今回の旅で一番思い知らされたのが英語の重要性でした。私の中でフランス人と(旧東)ドイツ人はあまり英語を話せないというあまり根拠のない概念があったのですが、英語と同じ源流をもつ言語を使っているとしても、あれだけ多くのドイツ人が英語を話せること(しかも旧東ドイツで)は衝撃的でした。  
聞きたいことが聞けない、答えたいことが答えられないという状況があんなにも苦しいとは思いませんでした。改めて、英語を勉強しなくてはと思い知らされました。

<食べ物>  
自分はあまり好き嫌いがないと思っていたので、自分は世界中どこに行っても食生活に関しては順応できるだろうと考えていたのですが、それは大間違いだということに気がつきました。やはり文化が違えば味覚もちがうようで、日本しか知らない私にはまだまだ知らない味が存在するということを学びました。

最後に、わたしに異文化体験というすばらしいチャンスを与えてくださった佐藤先生、今泉先生、坂本先生、オットーフォンゲーリックの方々、ほか多くの関係者の方々に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。